March 28, 2025

ばらのまち、広島県の「福山」に迫る。

ライター:和泉俊史

「Rose Expo」の会場となる、福山通運ローズアリーナ。「ばら公園」からもすぐ近くにあり、ここでトークショーやフラワーアレンジメントの展示など、薔薇にまつわる様々なイベントが行われる。
COURTESY:FUKUYAMA CITY

2025年5月18日~24日までの7日間、「世界バラ会議福山大会」が開催される広島県福山市は、温暖な気候に恵まれた瀬戸内海沿岸の街だ。人口は約46万人。広島県では広島市に次ぐ人口を抱える中核市である。第二次大戦末期の1945年8月の空襲で市街地の約8割を焼失したが、1950年代半ば、戦争からの復興のため市民の手により約1000本のばらの苗木が植えられたことで「ばらのまち」としての街づくりがスタートした。このばらが植えられた場所が現在、「ばら公園」となり、毎年5月中旬にはここを中心とした市内各所の公園で「ばら祭」が開催され、地元市民だけでなく観光客も含め2日間で約50万人が訪れている。今年2025年は、5月17・18日の土日に開催予定だ。

そんな、ばらのまち福山では、「世界バラ会議」に合わせ、5月17日から19日までの3日間、『Rose Expo』が開催される。これは一般の人でも参加できるイベントで、「ばらの世界を旅する」をテーマに、福山通運ローズアリーナをメイン会場に行われる。フラワーアレンジメントから生け花まで様々なばらの展示のほか、著名人によるトークイベントやレクチャー、そしてばらの販売会などが開催される予定だ。

福山市内にはばら以外にもたくさんの見所がある。2022年に築城400年を迎えた「福山城」や、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などのほか、日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」も見逃せない。鞆の浦は、宮崎駿監督が滞在し、アニメ映画『崖の上のポニョ』(制作:スタジオジブリ/2008年)の構想を練った場所としてファンの間で知られている、昔ながらの小さな港町だ。今年の春はRose Expoを目的に福山を訪れ、周辺の観光スポットも合わせ、旅をするのも良いだろう。

鞆の浦の夕景。小さな港には、かつて使われていた「常夜灯」が今も残る。
COURTESY: FUKUYAMA CITY

JR福山駅に隣接して建つ福山城。正確には、かつて城の敷地だった土地に、鉄道が通り駅ができたのだ。
COURTESY: FUKUYAMA CITY

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