October 27, 2023

Vol. 29: FROM THE EDITOR

By YOSHIKUNI SHIRAI / EDITOR-IN-CHIEF

近年、海外でも日本酒の人気が高まっています。2022年度の日本酒の輸出は、金額・量とも過去最高を記録。輸出額を見てみると13年連続で増加し、2009年度に比べると6.6倍、約475億円になっています(日本酒造組合中央会)。

酒造りは日本全国各地域で行われていて、酒蔵の数は約1400あると言われています。その日本酒づくりに欠かせないものが、米と水です。シンプルな原料ゆえ、その土地の米や水の持ち味が日本酒の味や香りに直結します。つまり、水田の整備や維持、きれいな水といった自然環境に日本酒造りは支えられているのです。日本の豊かな風土とそれを次世代へと受け継いでいくことで、日本酒は生み出されているといえるでしょう。

そんな日本酒造りにおいて、特に環境配慮への意識が強く、また酒造りを学びたい外国人にも門戸を開いている酒蔵が、新潟県佐渡島にあると聞き訪ねました。佐渡島は日本では沖縄本島に次ぐ大きな島で(面積は東京23区の約1.5倍)、本州から約35キロ離れた日本海に浮かぶ、人口は約5万人の離島です。今回の特集では、この島でどんな日本酒づくりが行われているのか紹介してみたいと思います。

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