January 26, 2024

Vol. 32: FROM THE EDITOR

By YOSHIKUNI SHIRAI / EDITOR-IN-CHIEF

2019年4月にパリの<ノートルダム大聖堂>で発生した火災では、木造でできた屋根部分の3分の2が焼け落ちた様子を見て、私は衝撃を受けました。さらにもうひとつ驚いたのが、この歴史的建造物にスプリンクラーなどの防火設備が備わっていなかったことです。もしも防火対策が万全であれば、ここまでの被害は出なかったかもしれないと思い、残念に感じました。

日本の歴史的建造物は、その多くが木造です。長い日本の歴史を見ても、天災や戦災による火災で貴重な建築物が多く失われてきました。これらの教訓から、日本では文化財に対する防火対策に長年、取り組んできました。その中でも国宝の建造物を多く抱える、奈良・東大寺の防火・防犯に対する取り組みは、特に先進的であると思います。

今回は、貴重な文化財を次世代へ残し伝えていくための防火対策を学びに、奈良・東大寺を訪ねました。このお寺を例に、日本の木造建築に対する防火対策の知恵を見てみたいと思います。

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