COURTESY:IMPERIAL HOTEL

近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトは、日本の建築文化に大きな影響を与えた建築家のひとりです。ライトの建築といえば、ニューヨークの<グッゲンハイム美術館>(1959年竣工)や、<落水荘>(1937年竣工)が有名ですが、東京・日比谷の旧・帝国ホテル(通称:ライト館)も忘れてはならない、彼の代表作であり、出世作です。

この建物の竣工披露パーティーは1923年9月1日、まさに関東大震災が起こったその日でしたが、多くの建物が倒壊するなかにあって、帝国ホテルライト館ほぼ損傷が無かったことから、ライトの評価が上がったという逸話も残っています。

しかしこのライト館は残念ながら老朽化などを理由に、竣工から45年後の1968年に取り壊されてしまいました。なぜ貴重なライト館は壊されてしまったのか? その文化遺産を日本はどのようにして守ろうとしたのか?
そんなフランク・ロイド・ライトと日本を巡る物語――。今回の特集では、建築保存の問題や、建築文化を次世代にどうつなげ伝えていくかについて、考えてみたいと思います。

Sustainable Japan Magazine by the Japan times編集長 白井良邦

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