June 27, 2025

Vol. 49: FROM THE EDITOR

白井良邦(サスティナブルジャパンマガジン編集長)

今回は2024年12月号に続き2度目の「大阪・関西万博」特集です。開幕前は会場建設費の高騰やパビリオン建設の遅れ、また21世紀になって万国博覧会のようなイベントは不要ではないかなど、批判的な意見が目立っていましたが、開幕してみると入場者数は2か月間で累計約640万人を超え、会場内のパビリオンには多くの人が詰めかけています。IT技術の発展でバーチャル空間での交流が加速していますが、リアルな「お祭り」感や世界の国の文化を実体験として垣間見ることができる万博は、特に10代、20代の若い世代にとっては新鮮に映っているようです。

私も何度か会場に脚を運び展示を見て回りましたが、内閣府・経済産業省・博覧会協会、そしてラグジュアリーメゾン<カルティエ>がタッグを組んだ、女性のエンパワーメントを訴える「「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は印象に残ったパビリオンのひとつです。そんな折り、6月12日に世界経済フォーラムが2025年度のジェンダーギャップ指数を発表しました。日本は昨年同様の148カ国中118位。現実は理想に追いついていませんが、その追求のためにも万国博覧会のようなイベントは必要なのかもしれません。

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