March 29, 2024
Vol. 34: FROM THE EDITOR
東京都の人口は約1410万人(2023年12月時点)。これを国連人口基金UNFPA発表の2023年の世界人口の数字に照らし合わせてみると、ヨーロッパで言えば、ベルギーの1170万人やスウェーデンの1060万人、チェコ共和国の1050万人より東京の方が人口が多いことがわかります。
また、経済規模を見てみると、日本のGDPの約20%を東京都が占めていますので、この街は109兆6000億円の経済規模があることがわかります(2021年度/東京都総務局2023年4月発表)。これは世界で言うと17番目の規模で、インドネシアの次、オランダやスイス、トルコより多い数字となります。現在は、この統計発表時より円安が進行しているため、順位は少し後退するでしょうが、それでもGDP規模で言うと、20位前後の国家規模と同程度となります。
こんな国家レベルの規模を持つ「東京」という街が、いま熱心に取り組むのが「脱炭素」「防災・都市強靭化」です。小池都知事の考えも聞きながら、その先進的な対策を見てみましょう。