November 29, 2024

Vol. 42: FROM THE EDITOR

By YOSHIKUNI SHIRAI / EDITOR-IN-CHIEF

アメリカ・大リーグでプレーする大谷翔平選手の活躍や、海外の映画祭などで日本人監督や作品が受賞すると日本国内で大きな話題になりますが、海外での日本人建築家の活躍に至っては、メディアも一般の人たちもあまり関心が高くないように思えます。そのようななか今年2024年、建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー建築賞」を建築家・山本理顕氏が受賞し、国別で見てみると、日本はアメリカと並び8組9名と世界最多受賞国となりました。1987年の丹下健三の受賞を皮切りに、槇文彦(1993年)、安藤忠雄(1995年)、妹島和世、西沢立衛(2010年)、伊東豊雄(2013年)、坂茂(2014年)、磯崎新(2019年)、そして山本理顕(2024年)と続きます。一体なぜ、日本人建築家がこのように評価されるのでしょうか?

日本は江戸時代末期に鎖国を解き欧米列強と並ぶ国づくりを目指しました。その結果が太平洋戦争の敗戦です。そして焼け野原から再び街を再興させてきました。この過程で培われてきたのが、建築思想や建築技術だといえます。今回の特集では日本人建築家の活躍とその魅力を紹介したいと思います。

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